2014年5月26日に、坂田聡・吉岡拓の共著『民衆と天皇』(高志書院)が刊行されます。
本書は、2008年度~2011年度科研費基盤研究(B)「室町期~明治維新期丹波国山国地域における民衆と天皇に関する研究」の成果物ともいえる一冊となっております。
5月24日・25日に行なわれる歴史学研究会大会(駒澤大学)の会場にて出版社(高志書院)のブースで販売されると思われますので、是非お手にとって御覧下さい。
本書の内容
「天皇の威を借りた時々の政治権力者により、民衆はいかに教化され、支配されたかといった言説を逆転させるべく、本書では、中世以来、天皇家との結びつきが強い山国地域をフィールドに、地域社会で特権的な地位を維持していた民衆たちの権益維持のための営為が、結果として天皇の地位の存続を規定する一つの、それもかなり重要な要因となったという事実を、戦国時代から近代におよぶ史料に即して具体的に明らかにする。」
追記
出版社のサイトにて情報が公開されました。
高志書院(http://www.koshi-s.jp/shinkan/1405_2-shinkan.htm)